おはこんばんちは。
ゾンビって死んでいるのに、なぜか人間より生気を感じる気がする。
そんなことをふと思う、ばらさんです。
🔧 今回の作業:ステムベアリング交換
今回の主役は Benelli Leoncino 125 のステムベアリング。
届いたので、さっそく交換と組付けを進めていきましょう。
🛠 救世主登場:「ステムベアリングプーラー」
先日見つけた ステムベアリングプーラー。
これが本当にありがたい存在で、今までは──
グラインダーで切断
溶接でタブを作って叩き出す
など、「できるけど、できればやりたくない」方法ばかりでした。
ベアリングの取り付けは熱膨張差でスッと入りますが、取り外しはステムシャフトごと温まるため、同じ手法は使えません。
いいね。本当に簡単に外れてくれた。
同じような工具は今までもあったけど、汎用性が低くて買うまでには至らなかった。でも今回は、メカニックとしての勘が 「ピンッ」と反応した。
ここ最近で買った工具の中では、間違いなく一番優秀かもしれない。これはおすすめです。
📏 純正ベアリングの寸法と品質チェック
届いた純正ベアリング、角にバリを感じるあたり、日本製ではなさそうです。
品番らしき「3600024」は調べても出てこなかったので、互換品を探す方のために実測寸法を公開します。
| 項目 | 寸法 |
|---|---|
| 外径 | 55mm |
| 内径 | 35mm |
| 幅(厚さ) | 14.6mm |
※ 幅は14.6mm以下であれば調整可能なので、優先度は低めです。
もし同じ寸法のアンギュラベアリングやテーパーローラーベアリングを見つけたら、こっそり教えてくださいね(切実)。
🔩 組付け〜グリスアップ
固めのベアリンググリスをたっぷり塗って組付けます。
特に上側のベアリングは、水侵入リスクを考慮して超ハードなグリスで最終コートを施しました。
これでダストシールを突破した水も、ある程度の時間を稼げるはずです。
もし互換ベアリングが見つかれば、上側を密閉型にするのもアリかも?
⚠️ ダストシールの品質に疑問
ステムベアリングのダストシールも新品を取り寄せたのですが……
元々付いていたシールより明らかに品質が悪い。
コーティングラバーが着ききっていない
角がガタガタ
肝心のリップ部分に欠けあり
これは純正品なのか? それとも安物の社外品なのか?
純正品の袋に入っていないし、純正のラベルも無かったので、かなり怪しい。
日本車純正で互換が見つかれば、ぜひそちらを使用しましょう。
上下あるうちの下側はベアリングレースを外す際に破壊したので、上側の古いシールを下側に再利用。後でまた下側を外すのは面倒なため、品質のいい方を下にね。
上側は比較的簡単に交換できるので、新しい(低品質)なシールに。
新品シールなのに、防水対策をしないといけないというね……笑
💧 水侵入経路を特定
画像はステム調整ナットでベアリングを押し付け、固さを調整しているところ。
ここに隙間があるんですよね。
おそらくこの隙間から水が混入したのでしょう。
多くのバイクはステム上部がカップ状になって水の侵入を防いでいますが、レオンチーノ125にはそれがありません。
シールの性能が優れていればまだしも、そうでないなら……
この設計は採用すべきではないと感じました。
うむ。そのうち暇ができたらカップを自作しよう。
🔧 ステム調整
マニュアル通りの手順はこんな感じ:
調整ナットを 40Nm で締める
ステムを動かして馴染ませたら 1回転緩める
調整ナットを 40Nm で締める
ロックナットを 40Nm で締める ←ここ問題
❓ 何が問題か?
調整ナットとロックナットの間にワッシャーがありません。
そのため、ロックナットを締めると調整ナットが引きずられて一緒に回ってしまいます。
また、調整ナットをレンチなどで固定できればいいのですが、
調整ナットの形状がオシャレすぎて汎用レンチが使えない。
専用レンチを作るべきか?
純正工具は存在するのか?
調整ナットを固定できず、マニュアル通りの方法でステムを組むと、カクカクと引っかかるステムの完成ですからね。もしかしたらの可能性ですが、新車からその状態だった可能性もあるのかな?
結果的にロックナットが調整ナットを回してしまう事を前提に組んだし、ロックナットの上には、トップブリッジ、トップブリッジを固定するボルト78Nmで締め付けがあり、そこで押さえつけているので、調整ナットが緩む事もないので、まぁ問題ないでしょう。
適正にステムが作動するかが重要であって、その過程はさほど問題ではないと。
ただし、「なぜそのトルクで締めるのか」「最終的にどうなるのが正解か」など、構造や理屈を理解していない場合は、マニュアル通り組むのが前提として大事になるので、そこは注意しましょうね。
フロント周りを組み付ける際、ついでにmotogadgetのグリップmo.Grip softを付けました。
個人的に22mmハンドルに多い細いグリップがしっくりこなく、このmo.Grip softはその問題を解決してくれるスグレモノ!
グリップが太いと、長距離が楽になるんですよね。
次回、いよいよ乗れる様になるのか?!
続く